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初めてバイクに乗った思い出

大学に入学し、田舎から上京してきて一人暮らし。
友達も徐々に増え、だんだん新しい毎日のペースに慣れてきた頃のことでした。
最近知り合ったM君は隣のアパートに住んでいて、夜、バイトに行くためにバイクに乗って出かけていました。
ちょっと『ルパン』の五右衛門みたいにもの静かな彼は、マグナ50のアメリカンに乗っていて、
マフラーの音が低くてリズミカルだからわかりやすくて、バイトから帰ってきたのもわかるくらいでした。
といっても、今まで田舎で聞いてきたバイクのマフラーの音なんて、ヤンキーが乗る甲高いマフラーの音ばかりで(笑)、
M君のマフラーの音にびっくりしたくらいでした。
『こんなにマフラーの音って違うんだ!?』
どこかで同じようなアメリカンの音を聞いていたかもしれないけど、同じバイクとは思えないマフラーの音。
特にバイクに興味があったわけでもない私が、こんなに人のマフラーの音に敏感になってしまっていたのは、
単にバイクだけでなく、M君にも惹かれていたからでした。
次の日、校門で会ったM君に、マフラーの音を切り札にしドキドキしながら話しかけた私。
あまり表情のない彼は、ニッコリと笑顔を見せながらマグナのことを話してくれて、私は当然、イチコロでした!
『後ろに乗せてやるよ!』
授業をさぼって、M君の友達に借りたヘルメットをかぶった私。
バイクに乗ったことがなかったから、走り出したマグナのスピードが怖くて、M君にしがみつく始末。

いや、嬉しいやら、恥ずかしいやら、怖いやら、やっぱり嬉しいやら。。。
バイクに乗ったという事よりも、M君とくっついたという事のほうが、100倍ぐらい嬉しかったけど(笑)
こんな淡い恋の思い出が、初めてバイクに乗った思い出の日です。